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お客さまとの出会いと日常

2026.10.01

ビューティ・コーディネーターの最新コラム

皆さまこんにちは。
JBCA大阪エリア 株式会社ハピネス ビューティ・コーディネーター(BC)の阪本です。

私の在籍するハピネス王寺店は、奈良県王寺町という郊外にある、地域密着型のトータルビューティーサロンです。

親子3代でご来店くださる方もいらっしゃり、お子さまの頃から来てくださっていた方が、いつの間にか成人式を迎えられる年齢になり、時の流れの早さに驚くことも増えてきました。

お客さまとのさまざまな出会いや別れがある中で、先日、私が不在のときに一人の男性が来店されました。
「ここでお世話になったので、ご挨拶に」と、お越しくださったそうです。

スタッフからその時の話を聞き、私は昨年の初夏に、通りすがりに来店されたご高齢のご夫婦のことを思い出しました。

土曜日の少し混雑し始めたお昼前、「今からカットをお願いすることはできますか?」と、奥さまの体を支えながらお二人でご来店されました。

ご予約をされていないお客さまの受け入れについては、責任者にも確認を取りますが、概ねフロントが判断を行います。

予約表を見ながら、すぐに手が空くスタイリストはいるか、ご予約のお客さまのお席は確保できるかなどを確認した後、「今からですと少しお待ちいただくかもしれませんが、ご案内できますよ」とお伝えし、お席へご案内しました。

お待ちの間、ご主人に「今日は暑いので、店内でお待ちくださいね」とお伝えすると、穏やかな笑顔で返してくださったのが印象に残っています。

その奥さまが先月、ご逝去され、ご主人が挨拶に来てくださったとのことでした。

「一度しか来店したことはないけれど、ここに来るまでに、高齢であることなどを理由に何件ものお店で断られていた。突然来店したのにカットをしてもらえて、本人がとても喜んでいたので、どうしてもそのお礼がしたくて」

そうお話しになり、お手土産まで頂戴したそうです。

その時の話を聞き、美容は命を救うことはできなくても、人の心や人生を豊かにすることができるのだと、改めて感じました。

そして私たちBCは、お客さまと美容を繋ぐ窓口として、直接技術を提供する立場ではなくても、そのお手伝いに関わることができます。
ほんの日常の一コマでの出会いでしたが、美容の仕事の素晴らしさを改めて感じる出来事となりました。

もちろん、これまでにもお時間の都合などでお断りすることになったお客さまもいらっしゃいます。

そのようなときにも、「次回はここに来よう」と思っていただくためには、どのようにお伝えすればよいのか。
一つひとつのやり取りを大切にしながら、日々考えています。

AIが進歩し、便利になっていく中でも、人にしかできないことがあり、その先に人の心を動かす接客があるのだと思います。

自分の行動がそこに繋がるよう、一期一会を大切にしながら、これからも日々邁進していきたいと思います。