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NPO法人日本ビューティ・コーディネーター協会|JBCA

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ビューティ・コーディネーターの最新コラム

感性を豊かに

2021.08.11

みなさまこんにちは‼

福井支部 株式会社ボリスビアン マネージャーの羽野 千晶です。

今回は、店舗でのお仕事の内容から少し離れた内容です。

 

BC(ビューティ・コーディネーター)は感性を高めることもお仕事の一つです。
今はなかなかお出掛けするのも難しいご時世ですが、読書や、音楽鑑賞も方法の一つですね。

 

感性を磨くことで得られる一番のメリットは、

「人の気持ちがわかるようになる」という事です。

感性を磨くことで、お客様の表情や声のトーンなどから、いつもの様子との違いや、

スタッフが元気なのか、落ち込んでいるのかなどの変化を察知することができ、相手の心に寄り添った対応ができるようになります。

 

以前受講した研修で、

『スタッフから、あるものを受け取りました。あなたはどのように「ありがとう」を言わずに

他の言葉や態度で「ありがとう」の気持ちを表現し、伝えますか?』

という内容がありました。「ありがとう」を言わない訓練です。

皆さんは、いくつ思いつくでしょう・・・

 

例えば、言葉で表現すると「嬉しい」「幸せ」「大切にします」というのもありますし、

態度で表現するなら「手をたたく」「飛び跳ねる」「泣く(言葉にならない)」「抱きつく」など、人によって表現は様々です。

同じシチュエーションでも、情緒的な感情表現ができる人って魅力的だと思いませんか?

 

コロナ禍になる前は、自社のBC仲間とよく旅行に行きました。

新潟の「大地の芸術祭」や、瀬戸内の島めぐり・アート鑑賞、岡山の倉敷・美観地区、徳島の「大塚国際美術館」、京都の「KYOTOGRAPHIE」、貴船神社、伊勢神宮や、出雲大社、厳島神社などなど、2~3日の休日や、年末年始を利用して、あちこち行きました。

 

知らない土地の知らない風景や人々に出会うことでその土地、その時期、その場所でしか感じられない、美しさ・感動・刺激・楽しさを思いっきり堪能します。

 

 

年齢を重ねて経験を積んでいくと、自分でも気づかないうちに固定的な考えや先入観で物事を判断してしまいがちですが、

私たちの仕事は想像力を膨らませ、「このお客様には、こんなスタイルが似合うかな」

「もっと〇〇すると、喜んでくださるかな」などと想像によってお客様の期待に応える仕事です。

 

新人教育の際に、「察するレポート」というのを1ヶ月毎日実施してもらっています。

営業中、プライベートの事、どんなシーンでもいいのですが、

相手の仕草や表情、会話などから相手が求めている事を察する、相手が喜んでくれることを考えて行動するその結果どうだったかをレポートしてもらっています。

「これが正解」ではなく、その時の「相手の気持ちを理解して考え行動する」、いざという時、臨機応変な対応ができるようになることが目的です。

 

 

どこかに出かけなくても、毎日の通勤道で、昨日と違う「何か」を見つけたり、美味しいものを食べたら、「美味しい」と口に出してみたり、スタッフの変化・店内の変化を見つけて共有したり、意識的に小さな出来事に気づく習慣を作ってみてください。

こういう時だからこそ、毎日の生活を豊かに、情緒豊かに過ごしたいと思っています。